夢を叶える営業力 感想
訳あって、三食冷たいごはんと、湯船につかれない生活をしています。
こんばんは、囚人です。
久々に温かいご飯を食べたら美味しすぎて涙が出そうになりました。
普段からちゃんとした食事を取れていること、お風呂に入れることに感謝です。
先日「大家さんと僕」を読んだあとに、そういえば矢部先生の相方の入江さんはどうしてるんだろうと思い、調べてみました。
で、調べてびっくりしました
レギュラー番組こそありませんが、副業の営業コンサルティングで億単位の収入があるそうです。
営業の講演会オファーも殺到しているらしく、人脈力芸人として芸能界、スポーツ界、ビジネス界でも知られた存在だとか。
人脈がとても広く、自分を売り込む力に長けている、相方の矢部先生とは全く違うタイプですね。
というわけで今回はカラテカ入江慎也さんの「夢を叶える営業力」の感想になります。
この本はQ&A方式で入江さんが新人営業マンの悩みに答える形をしています。
各質問から回答あわせても2~3ページくらいなのと、質問のすぐあとに回答の結論が書いてあるのでとても読みやすいです。
お礼の電話をする、ご飯に誘うときは自分から空いているスケジュールを話す、などすぐに自分の行動に反映させられるものが多く、ひとつひとつ自分の行動を改善しやすいです。
アドバイスの内容も難しいテクニックはなく、根本的なところは人を大切にすることに終始されています。
ただ、著者の経験則からの回答になるので自分では考え付かないアプローチのものが多く考え方を知るだけでも価値があると思います。
個人的に一番ためになったのは食事を一緒に取るときは相手のメリットになることを提供する、というものでした。
営業マンやったことないので一緒にご飯行く大切さがわからないのです。
入江さんは優秀な営業マンと食事に行くと
行ったことのない店に連れて行ってくれる、面白い人を連れてきてくれる、手土産を持ってきてくれる等、価値のあることを提供されると書いていました。
今後自分を売り込む時にはそれらのことを積極的に提供できるように情報にアンテナを張っていこうと思います。
色々な店で食べ歩き、おいしいところ、面白いところを人に提供できることも価値があることなので、今何もやることがないならグルメ情報から集めていくのがいいですね。
私はサラリーマンですが、営業マンではありません。
最近、わたしの兄と弟が営業マンになったと聞いて興味が出てきた職種ではあります。
人は経済的で合理的な判断だけでなく、感情も判断に使用しています。
商品が同じなら自分が好きな人や応援したい人から買いたいですよね。
世の中の仕事が機械化されるともしかすると営業という仕事は人間しかできないクリエイティブな仕事になってくるかもしれません。
人と話すのが苦手だったり、グイグイ売り込んだりするのが苦手だから営業はいやだという方いらっしゃいますよね。
ですが、これから何をするにしても「自分を売り込む技術」というものは必要になってくると思います。
友達をつくったり、恋人をつくったり、ビジネスパートナーをつくったり。
うまくいかない人はもしかすると営業力が足りないのかもしれません。
私自身営業力が高い方でありません。
大人数で飲み会をするときは基本的に端で手持ち無沙汰にしていますし、会社の立食パーティーの時は会場の外に出て一人で読書とかしてしまうタイプです。
自分の商品だとか、自分の特技、自分の人脈などもなかなか人に売り込んだりできずに腐らせてしまっています。
基本的に自分が保守的で、自分の周りにも保守的な人間が集まっているからという面はありますが、それでも現状でできることはあるはずです。
この本を読むことによって、できる営業マンとは
「連絡がマメで、気遣いができ、この人といると有意義だと思わせる人」
即ち、人間的に魅力的な人だと思いました。
営業マンに限らず、本書の内容は人間的な魅力の向上に繋がると思うので、営業に興味がある人はもちろん、ない人にも有意義なものになると思います。