世界一ふざけた夢の叶え方 感想
霊能者「憑いてる、憑いてる!」
こんばんは、斎藤一人さんのファンです。
斎藤一人さんといえば銀座まるかんという会社の社長で日本で一番税金を払っている社長として有名ですよね。
「ツイてる、ツイてる」と言う人がツイてる人生を歩むとか、人間の基本は笑顔と挨拶だよと、他のどんな人から言われてもうんともすんとも言わないですが、一人さんに言われると日本で一番説得力がありますね。
私がはじめて読んだ自己啓発書も、はじめて手相をかじったのも斎藤一人さん関係だったりします。
この間たまたま東三国に行ったときに銀座まるかん系列?の「めちゃお米」と言う店をたまたま発見して縁があるのかどうなのかと思った次第であります。
めちゃお米 Light食堂 (ライトしょくどう) ホーム || 大阪府大阪市淀川区 グルメ・食品 タウンクリップ(TownClip)大阪
それはそうと、今回は「世界一ふざけた夢の叶え方」の感想になります。
著者はひすいこうたろうさん、菅野一勢さん、柳田厚志さんの3名です。
これは無名の三人が出会い、お互いを刺激し合い、一年で思い描いた夢を全員が叶えてしまった!という本です。
その方法がノートに夢を書き、全員でお前ならできると励まし合い、仲間と共に成長して成功するというもの。
潜在意識に働きかけるだけのスピリチュアル系ではなく、自分のやりたいことに向かってがむしゃらに働き、理解者や仲間をつくり、成功していくスタイルです。
ひすいさんと菅野さんが初対面の時に斎藤一人さんの「ツイてる、ツイてる」をお風呂で唱える話で意気投合したシーンを読んでまたもや縁があるのかどうなのか。
①仲間が変われば全てが変わる。
劇的に人生を変える方法は以下の3つしかないそうです。
・時間の使い方を変える。
・付き合う人間を変える。
・住むところを変える。
著者はこれを3つの間を変える(時間、仲間、空間)と表現されています。
毎日同じ時間に出勤し、アフター5にはいつもと同じ友達と会社の愚痴を言って、相も変わらず実家暮らし。
チャンスが転がってても「でも今の生活を壊したくないから、、、」と敬遠してしまいそうですし、自分自身避けている現状があります。
今後はルーチンワークだけではなく、自分自身の成長に繋がる時間の投資をしたり、夢や目標を語り合い共にバカができる友達をつくっていきたいですね。
②ノートに夢を書き、「お前ならできる!」と励まし合えば絶対にできる。
昔聴きに行った講演会で、「夢があるならノートに書く、それだけで叶います!」という講演家の方がいらっしゃいました。
夢を形にすることで潜在意識が働き、無意識の自分が夢に向かって色々引き寄せてしまうあれです。
そんなのあるわけないやん、とは思うもののそれはやってない者の意見なんですね。
夢を明確にすることによって、自分も夢を頭に残すことができ、全ての行動が夢を叶える行動に変わる。
そう考えるとあながち非科学的とか言ってられないですね。
思想は実現化する、逆に言うと考えてないことは絶対に実現しないってことですから。
③義務じゃなくて、楽しいからやる、自分にファンができたらマインドが変わる
斎藤一人さんの本にもありましたが、人間だけが持っている本能が存在するそうです。
食欲、性欲、睡眠欲、これは動物も持っています。
しかし「喜ばれたらうれしい」というのは人間だけが持っている本能だそうです。
自分を利己的で自己中心的だと思っている方も友達だったり家族、お客さん等に喜んでもらえてうれしいと思った経験ってありますよね?
アドラー心理学で言えば他者貢献。
他人が腹のなかでどう思っていようが自分がとりあえず貢献感を得てみる。
それで本当に喜んでくれたなら万々歳じゃあないですか。
喜んでくれたならうれしいし、役に立てた実感が得られれば、やりたくなくてやってる仕事じゃなくてそれは大好きなライフワークです。
たった一人の自分のファンに喜んでもらえるように全力を尽くす。
それも、頑張るのではなく、楽しいからやっちゃう。
素敵な生き方じゃないでしょうか。
④仕事では誰よりも働く、会社の社長も満足させられない人間にお客さんはつかない。
この言葉は効きました。
自分の仕事はノルマなしのサラリーマンです。
仕事の成果ではなく、労働時間に対して給料を得ています。
そんな仕事を長年やっているとどうなるか。
「必要最低限の仕事だけをこなして、できるだけサボる」
こんなライフスタイルになってました。
これではお客さんはおろか、自分の上司や同僚からも信頼なんか得られる訳がなかったんですよね。
自分の時間を売るライフスタイルから、仕事を全力でやって色々な人に喜んでもらう。
このライフスタイルが今のままでは何をやっても不満が出ると思うので。
⑤花よりも花を咲かせる土になれ!
夢を叶えるための本を今回選びましたが、私には叶えたい夢や目標はありません。
子供の頃から「将来の夢」を書いたり発表するのがとても苦手でした。
小学生のときは苦し紛れに「大工さん」、中学の頃は「エンジニア」と書いてやり過ごしてきた覚えがあります。
「花よりも花を咲かせる土になれ」
この著書にも登場する言葉ですが、元星稜高校野球部の山下監督(松井秀喜さんの恩師)の言葉だそうです。
私自身咲かせられる花があるかは分からない状態です。
ですが、やりたいことや夢がある方の応援をして喜んでもらう。
こんなライフスタイルも悪くないんじゃないかとこの章を読んで思いました。
⑥預金の残高よりも信頼の残高を積み上げる。
私の好きな作家の一人に小林正観さんがいます。
トイレを掃除すると幸せになる、とよく言っていた方です。
小林正観さんは元々全くスピリチュアルな方ではなく、見えるものしか信じない唯物論者だそうです。
しかし、なにか大きな力は存在すると考えないと説明できないことが多いと考えて、様々な本を出したり講演をされていました。
そんな小林正観さんの言葉に「宇宙貯金」というものがありました。
人のために行動したり、喜ばれると貯まるお金とは別のもの、いわゆる「徳」が貯まっていくんですと。
これもよくよく考えるとスピリチュアルでもなんでもありません。
何かしてくれた人には何かお返しをしたいと思いませんか?
何かしてくれた人が困っていたら助けたいと思いませんか?
目に見えないものではありますが、宇宙貯金は存在すると断言できるのではないでしょうか。
銀行預金の残高が高い人よりも、宇宙貯金の残高が多い人(見えませんが)の方が多くの人が味方や仲間になって応援してくれそうな気がしませんか?
⑦人はカピカピに干からびたときにピカピカに生まれ変わる!
私、人生においてほとんど失敗したことがありません。
「今行動を起こしていないことが失敗だ!」と言えるかも知れませんが、それは置いておきます。
高校受験は推薦で第一志望に入り、大学受験はせずに、高校に来ていた求人の中では一番人気のところを受け、特に苦労することなくストレートで入社できました。
仕事もノルマもなく、労働をこなし、大きなミスも特になくここまできています。
部活も課外活動も特に一生懸命取り組んだことはなく、本当に面白くない人生を送ってきたなという感じです。
ここまで失敗せずに安定的に生きてくるとどうなるか。
もちろん失敗を恐れて何も行動できなくなってしまいますよね。
大きな失敗をすることで初めて人として輝ける。
鰹節もカピカピに乾燥させないといい出汁をとることはできません。
なにかひとつでも自分が夢中になって取り組めること、失敗しても納得できるものをつくっていきましょう。
⑧究極の財産、それは仲間である
はじめにも書きましたが、人生を変えるために一番大切なものは「いい仲間を持つこと」だと思います。
お互いを刺激し合い、励まし合い、高め合える。
そんな仲間を持つことができれば劇的に日常は進化していくでしょう。
この本では無名の男3人が
「年収1億円」
「ベストセラー作家になる」
「毎日サーフィンができる生活を手にいれる」
こんなアホみたいな夢をそれぞれ達成しています。
それも1年でです。
一人では何もできなかったかもしれませんが、仲間と一緒だから全員頑張れたそうです。
それぞれが特別なスキルを持っていた訳ではありません。
ただ、やるかやらないか。
仲間で集まりノートに夢を書くことからあなたの人生も激変するかもしれませんね。
最後に。
これは事業で成功するためのハウツー本ではありません。
人生を変えるための世界で一番ふざけたハウツー本です。
ただ、この3人の夢の叶え方は最高にかっこいいです。
今好きなことができていない人、幸せじゃない人は自分でそのポジションを選んでいるだけです。
ぜひ、アホみたいな本ですが色々な人に読んでもらいたいです。