2018年10月読書感想文 10年後、君に仕事はあるのか?
2018年10月読書感想文放出です。
内容は下記の通りです。
・日本再興戦略
・10年後、君に仕事はあるのか?
・健康の結論
・僕たちはどう伝えるか
読書感想文
日付:2018/10/10
本のタイトル:10年後、君に仕事はあるのか?
著者名:藤原和博さん
学んだこと
①情報処理力を鍛えるだけではなく、情報編集力を鍛える。
②情報編集力とは5つのリテラシーのことで、コミュニケーション、ロジカルシンキング、シミュレーション、ロールプレイ、プレゼンテーションの能力のことである。
③日本の教育では正解を求めるのが得意な人間をつくる。今必要な人材は正解ではなく納得解をつくれる人である。
④情報編集力は遊びのなかで培われる。遊びを知らないガリ勉にイノベーションは起こせない。
⑤5~10年かけて技術を高めて100人に1人の人材になれ。3つのことで100人に1人になれればオリンピックで金メダルが取れる人くらいの希少価値を持てる。
感想
東京都の高校ではじめて民間から校長になって教育現場の改革をしている方の本です。
高校生に語りかけるような文章でとても読みやすいです。
よくある成功者が「これさえやれば俺みたいに成功できる!」という感じに書いてある本ではありません。
この本に書いてあるのはこれから社会に出る子供たちや親世代に向けた適切なアドバイスです。
守りながらも自分の価値を高める方法や、時代に合わせた考え方や教育が必要ということも書いてあり、現状に悩む社会人にも刺さる内容だと思います。
高学歴のガリ勉が仕事できないというのは目にしたことがあると思いますが、彼らは間違いなく「情報を処理する能力」は高いんだと思います。
ただ、テストに正解するだけでいい環境ではなく、今は正解のない問に対して納得できる答えを出せる人間が求められています。
いくら成績がよくてもコミュニケーションが取れなかったり、論理的に物事を考えられなかったり、プレゼンテーションができなかったり。
第一線で働くのに必要な能力は受動的に勉強だけしてもつきません。
人生に必要な能力は能動的な行動、遊びやスポーツなどで培われます。
勉強も遊びもゲームだと思って取り組み、情報処理の能力と同時に情報を編集する能力を身につけ、他の人にない希少価値を身につける。
これが今後も必要とされることではないでしょうか。
以上。