漫画好きの読書感想文(仮)

読書感想文、書かないと罰金されます。

田んぼに草刈りに行った件

茶碗についた米粒は完食しないといけないと教育してくれた親に感謝。

こんばんは、百姓見習いです。

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本日は先輩の田んぼで農業してきました。

田植え自体は6月にお手伝いさせてもらい終わっているのですが、夏になるとどうも稲の周りにひえや雑草が生え、土の中の栄養を吸ってしまうようで、こまめに草刈りをしないといけないみたいですね。

大きい田んぼでは農薬で処理するようですが、無農薬にこだわって本物のオーガニックの価値を作っているそうなので、雑草は全て手作業で取り除きます。

 

草刈りには初めて参加させてもらいましたが、これがすごく難しい。

まずはじめは稲と雑草である「ひえ」との違いが分からない。

成長前のひえなら稲と比べて細く、根も緩いので簡単に取り除けますが、成長したひえは稲との差が全く分からず。

でも放っておくと稲より先に栄養を使って成長してしまうようで後からひえに気づくこともあるそうですね。

 

教わったのは3点。

1、道を踏み外している草は雑草である。

2、広葉系の草は雑草である。

3、茎が赤い草、稲より細い草は雑草である。

ざっくりですが、初心者にはこのくらいの指標で十分ですね。

あとは稲は根が強く、引っこ抜くのが大変ですが、成長したひえも十分根が強かったので初心者には難しい判断基準でした。

 

とりあえず1時間ほど草刈り、というより草むしりを続けるとなんとかコツを掴んで稲以外の草を無心にむしることができるようになってきました。

普段、マニュアルが全て決まっていて、その通りにできて当たり前な仕事をしているため、トライアンドエラーを繰り返してコツを掴み、作業効率を上げる働き方が新鮮で面白く感じてきました。

本業ではやらない、正解が分からない作業を自分なりに模索して最適化していく。

やればやるほどスキルが上がっていく(ような気がする)感じは脳や体にいい刺激を与えるようです。

その後も作業に没頭し、水分、塩分、脳汁をひたすら田んぼに垂れ流し、2時間ほどむしり続け、今日のところはお開きとなりました。

 

今回の草刈りでは美味しい米がいかにして作られているかの身をもって経験できました。

普段炎天下で肉体労働なんてやらないので、毎日この作業に従事する方には頭が上がりません。

米粒一つ一つに農家の想いや丁寧な作業が凝縮されていることを知れば茶碗についた米粒を残すことなんかできなくなるんじゃないでしょうか。

 

お金を払うだけでごはんを食べることができることはとても幸せなことなのかもしれない。

そう思った1日でした。